2009年04月21日

ソマリア沖(2)

 昨夜、ソマリア沖のことを書いた後、どのくらいの被害がでているのか調べてみました。

 【地図図解】ソマリア沖海賊事件:2000~2008年(SPIEGEL)

 2000年からのソマリア沖海賊事件(未遂を含む)の発生場所を地図上に図解したものです。あれだけ世界各国の護衛艦を派遣しても、被害は減るどころか増えていることが分ります。

 海上保安庁も情報を出していまして、これはリアルタイムでソマリア沖の被害状況を伝え、付近を航行する船舶に注意を呼び掛けています。

  日本航行警報(海上保安庁情報部)

 年間2万隻を超える船が航行する海域ですから、護衛艦がガードできる船舶も限られます。最近はアデン湾周辺の海域だけでなく、ケニア、タンザニア沖にまで以外が広がっているようです。

 海賊事件6割はソマリア 1-3月、前年比で倍増

 【シンガポール21日共同】クアラルンプールにある国際海事局(IMB)海賊情報センターは21日、今年1-3月期の未遂を含む世界の海賊事件が前年同期比で約2倍の計102件に上り、うちソマリアの海賊によるアデン湾などの事件が約6割の61件だったと発表した。

 ソマリア海賊事件の発生場所はアデン湾が40件、ソマリア沖が20件、紅海が1件。9隻が海賊に乗っ取られて、乗組員157人が人質となった。

 世界で2番目に被害が多かった地域はナイジェリアとペルーのいずれも計7件で、ソマリア海賊の事件が突出した。

 銃器による犯行件数も計59件で、前年同期の計13件より4倍以上に増加したほか、日本企業が運航、管理する船の被害が世界で5隻に上った。

 同海賊情報センターは、ソマリアの海賊が母船を利用してケニアやタンザニア、マダガスカル沖まで遠く航海した後、母船から小舟を出してロケット弾などで襲撃しており、東アフリカ沿岸域で警戒を強化する必要があると指摘。あらゆる種類の船が狙われており、同沿岸域から1100キロ以上は離れて航海することが望ましいと勧告した。(2009/04/21 18:54 【共同通信】 )


 ところが、民主党は、海上保安庁が海賊対策で主体的な役割を担うべきだと主張したまま平行線をたどっています。これは社民党、共産党と同じ主張です。

 日本の沿岸を警備する海上保安庁の船が、ソマリア沖まで足を延ばして警備行動ができると思っているのでしょうか。ついこの前、イギリス海軍の船が重武装の海賊船に襲われたばかりです。

 そういえば、今年の1月20日、民主党の平田健二参院幹事長が、記者会見でこんなことを言っていました。

 「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか。」

 ちょっと悲しい・・・・・


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