2009年04月20日

上坂冬子さんの死去

 ノンフィクション作家の上坂冬子さんが亡くなられました。

 これを報じる多くのメディアは、「保守の論客」と紹介していますが、冬坂さんの発言をどのような判断基準で「保守」と言っているのでしょうか。
 冬坂さんの書かれていることは、ごく常識的なことばかりで、保守とか革新とかいったカテゴリに分ける必要などありません。

 「拉致問題の立ち遅れの一因は、問題を表舞台に乗せず、穏便な処理にこだわって相手国の横暴な行為に振り回されてきたところにある。」という発言(平成15年10月26日 産経新聞)を是認するのが保守で、否認するのが革新といった分類ができますか。

 北方領土にしても、不法占拠を続けるロシアへ明確な抗議もせずに、問題解決を先送りする為政者を非難することが保守で、国境線が確定していない海で、領海侵犯したと日本の漁船乗組員が射殺されたことを無視するのが革新ですか。

 現場に足を運んで徹底した取材をもとに書かれた冬坂さんのレポートが、これからもう読めなくなると思えば非常に残念です。

 ご冥福をお祈りします。

 


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